第2回練功講座感想


・指導役という形を取らせていただきましたが、説明しながら動作するというのは非常に難しい。また、わかりやすく説明するというのは、やっぱり難しいと思いました。

・何回かやった動作で、できるようになったと思っても、福嶋先生に動かされる(フォローされる)と、伸びるところが違ったり、息が楽になったりというのがあるので、まだまだ精進していかなければと思う。

・指導役をやらせていただいたんですが、自分の動作の中でも確認できるところがいっぱいあると思った。
説明をする相手がどこにあるか(どういうレベル・対象なのか)で内容が変わってくることがあって、自分がやってきたのは一般の方がちょっと運動をするという感じだったので、細かく指導したのは2動作くらいでしたが、それも動作が中心で、気だとか伸ばすとか、あまりやってなかったのですが、やっぱりそこも「中」を見ながらやっていかないと、説明もできないと今回思いました。

・骨折して治ってきているけれど、まだ体が動かないということもあり、指導してもらいながら(目で)見てわかっても、(自分の体が動かないという)再現性のできなさというのを、考えさせられた。

・流れはやっと覚えてきたと思うが、動作のひとつひとつの意識しなきゃいけないことが、まだ全然わかってなくて、道のりが長いと思うが頑張りたい。

・自分の中で覚えている範囲でやっている部分と、今日新たに「ああした方がいい、こうした方がいい」と修正した部分とがあり、回を重ねていって自分をアップデートしていって、相手にもうまく伝えられるといいなと思う。

・練功を始める前に体を見てもらったら、背中が反っていて腰が浮いていると言われたが、練功をやったら、背中と床が着くようになって、体が変わったのが実感できた。ひとつひとつの動作を細かく丁寧にやると、体が変わるんだと良く分
かった。

・動作は覚えたつもりでも間違えてしまったりした。悪いところやいけないところを指摘してもらって、意外と自分は体が硬いんだと再認識した。また少し体を柔らかくして臨みたいと思います。

・今日は(1-6鉄臂単提の腰に当てる)後ろの手にも意味があると教わって、意味があるとわかった瞬間に効果が出るというのを実感して、今までいかにいい加減だったかと思い、とても興味深く、きちんと細かくやらなきゃと思った。

・(2グループに分けて練功前段を通しで行い)お互いの動きを見るというのは、すごく良いと思う。その次に今度は(動画などで撮って)自分で自分を見るというのも良いのかなと。第三者の目で見るということです。

・今日は初めて二人一組で(練功前後の体の)チェックをやってみて、とてもテンポよくできて良かったと思う。時間を計って(タイマーをかけて)やってみた
が、みんなそれより早く終わっていたので衝撃だった。

・さきほども言われたが、後ろの手に意味があるという、動作以外のところで気を落とすとか、上手くコントロールできるんだと感じたのがうれしかった。
どうしたら体が反らないで上手くいんだろうとやりながら修正していても、やり方がわからなくて、ここをちゃんと押さえてと言われたら、上手く反らないでできたので、これはコツとしてもっと早く教えてほしかった。(笑)
以下セミナー終了時の
福嶋先生の言葉を書き起こしました
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お疲れ様でした。
やはり人の動作を見るというのは、結果としてその向こうに自分がいるということです。だから、そこで人の動作を修正していくというなかで、自分の気づきや発見、ひらめきもうそうなんですけど、いろんなものを受け取れるんです。

立場的には「指導する」ということなんですけど、結果的には自分が人の体を使って「学んでいる」という行為であるんですね。
だからこういう関係っていうのは本当に大事だと、自分としても実感としてあります。

動作をしていて漠然としてやるっていうのは、あんまり自分の中に得るものがないです。時間をただ通過していくだけ。
やっぱり目的意識的に見るとか、ほんの些細なことでも、自分で目的を決めて動作していく、そこに意識を持っていく、そういういことで気づくことがいっぱいあります。

ですから、動作やるときは、一般の方が指導員の講習に来られて、(細かい動作の指導なしで)音楽で通すだけにしても、自分の動作に対して意識的に取り組んでいくことで、ものすごく差がでてきちゃう。
(何名か)一緒に同時に進んでいっても、漠然とずっとやっているという人と、意識的にやっている人では全然違う。

それから、自分で指導員になろうと思ってやるのも、ひとつの大きな意識なんですね。それと、教室でそのときそのとき学んでいこうと思うのも、まあひとつの意識なんですね。鍼灸師でなければ、目的はそれでもOKなんですけど。

意識してる方は、どんどん人を見る目とかが養われていく。そういう点では、意識的にやっていくというのは、本当に大切になるかなと思います。

まあ、そんなにハードルは高くないですけどね。そうは言っても人を見ていくことで、できると思います。あとは、初級指導員ということで、一定の段階の人たちを指導できるということでもありますが、まだまだその上があります。

ただ、道は長いとか遠いとかっていうと、なんかネガティブな、いつまで経っても届かないなという感じになってしまうけれど、そうではなく、その時その時の充足感でもいいんですよ。その状況の中での(新しい気づきなど)そういう積み
重ねが非常に楽しいんです。その段階段階で発見があると、ものすごく楽しい。

未だに自分の中でも、また「先が長い」と言われそうですが(笑)、今この時点でも発見があるんです。気づきがある。それは、気づかないで(今まで)来ちゃったと
いう自分の問題もあるけれど、その時点で(今の時点だからこそ)気づかせてもらうっていうのがあるんですね。それが気づいた時に、今までやってきた動作でも、ぱっと景色が変わるんです。それを楽しんでほしいと思います。

前回と比べて、今回は変わってるんですよね。変わっているとことを、まず自分で受け入れていく。そこに喜びを感じていく。

指導していくときに、全部ネガティブに指導していったら、みんな嫌になっちゃう。一生かかってもできないって。
そのときそのときを喜ぶ感性っていうのが、やっぱり大事かなと思います。